担架への取り付き位置 変化のために

 

 

担架の取り付き位置の救助者の下から上の変化。

写真は、担架の上に救助者が取り付いています。

担架吊りバンドが長いと下に救助者が取り付いたときにやりにくいし、短いと救助者が担架の上に入るときに、要救助者の上に乗ってしまうことになるし。

 

痛しかゆしなんですけど。

 

担架を調整するために、リッタースパイダーがあります。

 

https://www.rescue-japan.com/SHOP/1431300335.html

スターリン リッタースパイダー 4本セット

但し、緩めることは出来るのですが、引きあげることが出来きません。

 

但し、何も調整できないよりはベターです。

 

今度、写真や動画とって報告します!

 

ビレーの距離

次のような質問を頂きました。
質問させていただきたいのですが、メインとビレイの支点は
◯m以上離してはいけない、離れる場合は◯m以内にしなければいけない等の
基準がありますか?

なお、ツーテンションではなくメイン100ビレイ0での
吊り上げ吊下ろしを想定しています。
また、メインとビレイの支点は、前後は同じ位置です。

左右で大きく離すと振り子状態になる可能性があるのでリスクが高まります。出来るだけ振り子にならないようにセットお願いします。

mとかの数字は聞いたことはありません、エッジの形状にもよるでしょうが振られて切れる状況は是非とも回避したいです。

リバーレスキューの鉄則 「流れの中で立ち上がらない」

リバーレスキューの鉄則の一つに

「決して流れの中で立ち上がらない」

という項目があります。

 

理由は、流されている状態から急に立ち上がると、立ち上がった瞬間に運悪く水中の岩に足が挟まれると足にテコがかかり足が折れたり、最悪の場合、足が挟まったまま取れずに顔が水面下に沈められて溺れてしまうからです。

 

足が挟まる状態を、リバーレスキューやラフティングなどのアクティビティの専門用語で

 

「フットエントラップメント」

 

と呼び、非常に警戒しております。

 

 

かなり緩やかな流れやエディの中なら立ち上がっても大丈夫ですが、浅瀬横断が出来るくらいの流れのなかでも、万一流された場合に立ち上がることは、ご法度です。

 

私の友達のリバーガイドはフットエントラップメントのリスクは知っていたものの、油断して立ち上がり、両足骨折し「入院」となったことがあります。

 

実は彼は入院時に知り合った、看護婦さんと結婚したので、人間万事塞翁が馬ですが、流れの中では決して立ち上がらないようにして下さい。

 

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