ピグリグシステムとは?ロープレスキューでの活用場面

ロープレスキューでは、ピックオフレスキュー(宙づり救助)やノットパッシング(結び目の乗り越え)などで、ピグリグシステムを用いることにより、荷重の抜き替えを行います。

ピグリグシステムとは、外付けの倍力システムのことです。別名でピギーバックシステムとも呼ばれます。英語の意味合いは、背に乗せて運ぶこと、おんぶの意味合いです。

メインロープに別の倍力システムを乗っけることからその名前が来ています。






写真はアズテックを使用したピグリグシステムです。

写真は分かりにくいのですが、青いロープの上に、緑色のアズテックを乗せて引っ張り、垂れた状態で見えているブレーキーの荷重を抜いている様子です。

ピグリグシステムは別系統のシステムでメインロープを引くことが出来るシステムですが
別系統の倍力システムを引いた後には、また再度、下降器に荷重を乗せ換える作業が必要になってきます。

荷重の移し替え時に用いるシステムです。

ピグリグシステム以外でもロードリーリースシステムやマリナーズヒッチで荷重の移し替えを行うことも出来ます。

インスタで別角度からピグリグシステムで宙吊りしているところ 「こちら」です。


商品紹介 アズテック

引き続き SRT1講習を行いました

徳島県 吉野川にてSRT1講習を行いました。

 急流救助には泳ぎは欠かせません!
泳力も必要ですが、流れの強弱をいかに見極められるか。これ重要です。

1人で泳ぐだけでなくチームで泳ぎ、限界を上げる。

本や、ブログ、インターネット、聞くだけでは分からないのです。
体感、経験しないと、適した装備の必要性が分からないのです。
知識・技術を得ると救助の限界が上がります。

急流救助 SRT-1 京都&徳島

 先週、京都及び徳島で急流救助講習を行いました。

川底の見えない急流では水中の障害物(岩等)があるか確認が出来ないため
入水時は写真の様に水面にスライディングして入水します。
川の流れに対して斜めにスライディング!
これをする、しないでは大きな差が生まれます。(何の差が???)

川にロープを渡す際にはロープを水面に付けずに空中で。
水面に付けることにより水の流れを受けより負担が掛かります。
京都、及び徳島での今回の講習では
合計4名の女性が受講されました。
1名は趣味でカヤック(カヌー)をされている方、3名はライフセーバーです。

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