ラフティングボートの前後の見分け方

リバーレスキューで登場場面の多いラフティングボートの前後の見分け方について質問を頂きましたので回答します。

形により

前後が明確にあるタイプと前後が明確にないタイプがあります。

 

●前後が明確にわかるタイプ

ロッカーといわれる上部にそり上がった形(波の影響を考慮)が一方側にあるものが前になります。

 

●前後が対象になっているタイプ

但し、ボートによっては前後対象のものがあります。この場合は、どちらが前でも後ろでもよいです。

 

多くのケースでは、床の空気注入口と空気自動排出バルブが付いた方を後ろとすることが多いです。その理由は、かじ取り役の操船者が必要に応じて空気を調整することが容易に出来るようにするためです。

 

 

形が前後対象の場合はこうした方が便利です。

 

 

ロープレスキュー受講にあたっての順番やオススメ

講習会に関する質問について、また、私が考えるおすすめの受講の順番についてお答えします。

 

Q いきなりTRR(テクニカルロープレスキュー)の3日間講習を受けていいですか?

 

A はい、職場等でロープレスキューの訓練をされている方は、TRRから受講して頂くのもよいと思います。

初めての方やどうかなと思われるかたは、1日のベーシックロープレスキューの講習から受講してください。

 

ベーシックは、TRRと重なる部分があります。復習を兼ねながらより深い理解が可能です。いきなりTRRを受講すると進行のスピードが速くて追いつくだけで精一杯になるかも知れないからです。

Q ART(アドバンスドロープレスキュー)の受講に順番はありますか?

 

A 受講に順番はありません。どれから受講して頂いても大丈夫です。但し、ARTはTRRで行った基本を元に、基本を少し変更することで応用的なことが出来るというコンセプトなのでTRRの受講を済ませてからARTへとお進みください。

 

ベーシックの受講だけだと、例えば、ARTでガイディングラインを行う場合に、展張のことを行っていないと、基本的な考え方や前提を抜きに行うことになりかねないので、やり方はわかっても考え方や「なぜ?」の部分が理解出来なくなる可能性があります。

 

Q おすすめの受講の順番は?

 

A 私かお勧めする順番は以下の通りです。

 

ベーシックロープレスキュー(経験によってはTRRからも)

TRR

ART(どれからでも)

アリゾナボーテックス(ARTを1つまたは2つ受講後、TRRの後すぐでもいいですが、間にARTを挟むことで熟成の意味を含みここに入れました。)

ART

 

また、ロープ以外にも、高所作業特別講習とSRT(スィフトウォーターレスキュー)があります。

高所作業は、墜落制止用器具を含め、法令面の知識を整理するのに有効です。実技も行いますが、過去のTRR受講済みの方がアサップなどの使用等技術を補完するためにご利用下さい。

 

なお、2021年からTRRの講習内容に高所作業を特別講習の講座を組み込んでいるため、これからTRRご受講予定の方は受講は不要です。

 

SRTは、ロープを使った張り込みなどを河川でおこなうためロープレスキューとは一味違いますがロープレスキューの技術の幅を拡げるために参考になると思います。

 

安全ルールNo1

レスキュー3のテクニカルロープレスキューの教科書が約半年ほど前から新しくなりました。

 

 

今まで見落としていましたが、p29に興味深いことが記載されているのを遅まきながら発見しました。

 

それは安全のルールについてです。

 

・安全のルールNo.1ー疑問を持つなら、常識を使う

 

アンカーについて、その中でも立木の強度について質問を受けることがあります。

 

例えば、「この木の強度はどれくらいですか?」などです。

 

実際の強度は木の状態、根の状態、地形の状態等によって変わるので一概に言うことは出来ません。

 

これからは、「安全のルールNo.1ー 疑問を持つなら、常識を使う」と回答させてもらおうと思いました。

 

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