NFPA1983 G(ゼネラルユース)とT(テクニカル)ユースの誤解が根強い

以前から根強いNFPA1983 ゼネラルユース、略称Gユースとテクニカルユース略称Tユースの誤解について記載します。

NFPA1983は、Standard on Life Safety Rope and Equipment for Emergency Serviesのタイトルがつけられた米国防火協会が定めた基準の一つで、1983は緊急機関のためのライフセーフティロープと資器材のための規格です。

カラビナをはじめ各種機材に1983の刻印がされています。

NFPA1983 Tの文字が見えます


そしてよくある誤解の内容は、Gユースは2人用でTユースは1人用であるということです。

Tユースは1人用のパーソナルユースでなく、“テクニカルユース”です。


Techincalを辞書では、「技術的な」とか「専門的な」という意味となっています。

テクニカルという名称がついているように、具体的には技術をともなった使用が想定されており、テクニカルなロープレスキューをはじめ、高所、コンファインドスペース、リバーレスキューなどでの救助です。


テクニカルな救助では、当然、担架に要救助者をのせて搬送したり、宙吊り救助での使用等が想定されています。

テクニカルユース用の機器の特徴は

1.強度と耐久性: 厳しい条件下での使用に耐えるため、特に高い強度と耐久性が求められています。

2.多機能性: さまざまな救助シナリオに対応するため、これらの機器は多機能的であることが多く、調節可能な特徴を持っています。

3.安全基準: 耐荷重試験、耐熱性、耐摩耗性などの一定の基準を満たすことが要求されています。

1人用の救助ということは出てきていません。

誤解のもとになっていると思われる理由は、

以前、Tユースは、Lユース(ライトユース)と呼ばれており、ライトユース時代には、パーソナルユースの機材もここに含まれていたため、その名残りがあるのだと思います。


現在では、Pユース(パーソナルユース)が独立してあるため、1人用という意味ではこのPがその意図に当てはまります。

NFPA1983 Pの文字が見えます

この誤解があるとどんな不具合があるか?その理由ですが、

当然、テクニカルユースの資器材ですがから、Tユースの中には多くの使いやすい資器材があります。軽量で小回りの利く道具です。具体的には、先ほど写真であげたレスキューセンダーや小ぶりのカラビナ類もそうです。

私は、TユースとGユースを車で例えることが多いのですが、Tユースはスポーツカー、Gユースはファミリーカーと表現しています。

重厚で壊れにくいファミリーカーの使用の幅の広さ、ラフに扱われるても丈夫なことに対する安心感は魅力です。

但し、スポーツカーの速さ、軽量化感も捨てがたいです。無理にな扱いをすると壊れてしまったりするかもしれませんが、分かっている人が乗ればそれは問題視することはありません。

こんな例えで表現しています。

ここは日本ですしまたアメリカにおいてもNFPAは法律ではないのでこだわる必要もないですが、規格認証製品の安心感はあります。

但し、あくまでも道具なので、どんな場所で誰がどう使うか、また、その道具のメンテナンス状況は適格かこれらも重要になってくると私は思います。

新型コロナウイルス対策ガイドライン

1 参加者、従業員の体調の確認

a. 従業員全員は就業前に各自体調を確認し、感染症の疑いがある場合は出勤を停止し適切な対応をとります。

b. ご参加の皆さまに対しても体調を確認し感染症の症状や疑いがある場合は、講習の参加をお断りする場合があります。

2 消毒設備の設置

a.教室には石鹸もしくは消毒液などを設置し、参加の皆さまには到着後の消毒をお願いする場合があります。

b.従業員は、石鹸や消毒液などで定期的にウイルス対策を実施します。

3 マスクの着用

a.講習中は教室はもちろん、屋外の実技でもできる限りマスクの着用をお願いします。(但し、リバーレスキューの実技は除く)

b.従業員は、リバーレスキューの実技を除きできる限りマスクの着用をします。

4 教室、移動車両の換気

a.教室では定期的な換気を行います。

b.車両による移動中も窓を開けて換気に努めます。

5 施設、資機材の消毒

a.ドアノブ、手すり、テーブルなど不特定多数の人が頻繁に触れるものやトイレなどの場所の消毒を行います。

b.資機材は、基本、手袋を装着した上で扱って頂きます。素手で触れたカラビナ等あれば適時アルコールでの消毒を行います。

c.埼玉等の講習会では、その施設のコロナガイドラインにそった対応にしたがい感染防止につとめます。

6 宿泊や飲食について

a.飲食についても同じく、その施設の食堂のコロナガイドラインにそった対応で感染防止に努めます。

b.夜の懇親会は、非常事態宣言や蔓延防止措置が発令中または新型コロナウィルスの感染が懸念される間は実施しません。

7 感染者発生時の対応と事業の継続

a.感染者が確認された場合には、その旨を保健所に連絡し、対応についての指導を受けます。

b.また、感染者が確認された場合には、濃厚接触が疑われる参加者やその他関係各所にプライバシーに配慮しつつ感染者発生の連絡を行います。

c.保健所が濃厚接触者と確定した従業員に対しては、14日間出勤を停止し、健康観察を実施します、

d.保健所が必要と判断した場合は、指導の指示に従い、施設や備品類の消毒を行います。

e.事業の継続にあたっては、保健所の指導に従い、慎重に行います。

 

本ガイドラインは、今後の各地域の感染状況を踏まえて随時見直しを行います。

2021年6月からのレスキュー講習の予定

 

お待たせしました! 2021年6月からの講習の日程をお知らせします。
ご参加お待ちしております!

●レスキュー3 テクニカルロープレスキューテクニシャンTRRTトレーニング 埼玉

2021年06月12日(土)~06月14日(月)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/51111002354.html

 

●アリゾナ ボーテックス フレーム講習 埼玉
2021年07月04日(日)~07月05日(月)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/5111501025.html

 

●ロープレスキュー1日セミナー 埼玉
2021年07月06日(火)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/5111300237tokyo.html

 

 

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●レスキュー3 テクニカルロープレスキューテクニシャンTRRTトレーニング 京都

2021年06月22日(火)~06月24日(木)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/51111002294.html

 

●ロープレスキュー1日セミナー 京都
2021年06月21日(月)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/51113002374.html

 

●ロープ高所作業特別教育 京都
2021年06月25日(金)
https://www.rescue-japan.com/SHOP/7111300001kyoto.html

 

定員に関しましては、受講申込者が埋まり次第の締め切りとなります。
仮予約は受け付けかねますのでご了承下さいませ。

 

以上、よろしければご検討ください。

 

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新型コロナウイルス感染防止対策としまして、アルコールによる手指消毒およびマスクの着用をお願いしております。
また、宿泊施設は密を防ぐため部屋数を多めに取っております。
宿泊施設の感染症対策ガイドライン遵守にご協力をお願いいたします。
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