アサップ 1人用なのか2人用なのか?

すっかりロープレスキューの定番となっているアサップまたはアサップロックです.

 

 

1人用なのか、それとも2人用なのかという質問を頂きました。

 

アサップ自体というよりも、下につけるショックアブソーバーによって、1人用もしくは2人用として変化します。

 

写真で示すと以下になります。

 

 

並べてみると、かなり大きさが違うのがわかります。

左 2人用

 

正確には、「体重が 50 ~ 130 kg のユーザー用にデザインされています。レスキューにおいて、救助者と要救助者の2人、最大 250 kg までの荷重での使用に対応します」

 

右 1人用

「体重が 50 ~ 130 kg のユーザー用にデザインされています」

 

大は小を兼ねるかというと、そんなことはなく、万一ショックアブソーバーが開いたことを考えると左の方が伸びのリスクは高くなるので用途に応じた適切なものを選択することが必要です。

但し、これだけの大きさが違うのですが、

落下係数1で落ちた場合、

アサップソーバーアクセスは1.75m+E

 

アサップソーバー20は、1.55m+E

 

と必要クリアランスに大きな差はありません。

 

落下係数2の場合は

アサップソーバーアクセスは3.10m+E

 

アサップソーバー20は、2.50m+E

 

さすがに差は広がっていますが、それでもこの程度です。

アサップソーバー40に関しては、アクセスと同じクリアランス必要量となっており、にわかには信じられない値になっています。

 

救助では、基本、アサップソーバーアクセスを選ぶことになりますが、情報まで。

 

カラビナの「てこ」ーアリゾナボーテックス編

ロープレスキューでは、油断するとカラビナに「てこ」がかかる場合があります。アリゾナボーテックスでは、よく写真のようなケースで「てこ」がかかるので、運行前にチェックすることお勧めします。

 

 

この部分にスリングやプルージックを入れて「テコ」を回避することも出来ます。

 

 

2テンションロープシステム講習@京都

京都でツーテンションロープシステムの1日講習を実施しました。

ツーテンションロープシステムは、別名、ツインロープテンションシステムやミラードシステムと呼ばれるシステムです。

 

 

従来のロープレスキューでは、メインビレーのロープシステムで上げ下げ等を行っていました。メインは、100の荷重を受け、ビレーは0荷重で運行します。

 

それと比較してツーテンションシステムは、同じく2本のロープは使うのですが、メイン100とビレー0でなく、片方のロープが50、もう片方のロープが50と双方のロープに荷重を受け持ちながら、上げ下げを行うシステムのことです。

 

このシステムは、MPDが開発されてから発達してきたシステムとなります。

メリットは、エッジに強かったり、片方のロープが切れた場合に、もう片方のロープに掛かる衝撃荷重がメインビレーシステムに比べ少ないことなどがあげられます。

 

また、なんといっても操作がしやすいので近年人気になっているロープシステムです。

 

 

講習会では、これらメリットを感じて頂くことはもちろん、デメリットをも感じてもらうような工夫をいれながら行いました。

 

今回もありがとうございました。

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