宇山です。
今年も残すところあとわずかになりました。
本年色々ありがとうございます。
ネパールには10日間滞在し、トレッキングで山へ、ラフティングで川へと行ってきました。
川では、川下りに加え、地元のガイド達24名にロープの結び方を指導したりもしました。
指導は、私達でなく、ネパール人の次期レスキューインストラクターのナレシが担当しました。
(写真中央左、青のフリース)
私がネパールで今回感じたことは、チームワークのことです。
夜の河原での宴会では、それほど飲んでもいないのに、みんながキャンプファイアーに集まり、火を囲んで全員で話したり、歌ったりしました。
ネパール語で話すのでこっちはなんのこっちゃ?ですが、楽しそうにみんなが時間を過ごしていました。
組織活動を行うのにチームワークが欠かせませんが、チームワークの醸成に考えさせれらる時間をもらいました。
来年も素晴らしい一年にしたいと思います!
どんな一年になるか今から楽しみです。
ブレーキーバーの使用
レスキュー器材の使用法が分からないと言う事を良く耳にします
以前にお勧めしました下降器のブレーキーバーもその一つです
少し長くなりますが紹介します
小さいバーの爪が押さえられるようにロープをセット
荷重によって摩擦抵抗を大きくし降下
降下から上昇システムに切り替え
角に数度巻きつけ半結び2回の作業姿勢
バーの荷重の掛け替え
プルージックをセット
長さ調整のプルージックをセット(ウェビング、プルージック、スリング可)
プルージックに荷重を掛け替える為少し降下
荷重が掛け変わればブレーキーバーを外す
倍力システムの作成
支点側のプーリーの位置は要注意
ロープ引け!!到着!
ブレーキーバーでの降下から、プルージックに荷重の掛け替え、プーリー取り付け
と面倒なので、予め降下後に上昇させることが分かっていれば上記写真のようにセットします。
降下させ、停止となれば直ぐさまプルージックに荷重を掛け替え
ブレーキーバーを外します。
黒のプルージックは対象物側に滑らせ、そこにカラビナ滑車を取り付ければ
上昇システムに切り替える
これがホットチェンジシステムです。
ネパール王国
2009年度のTRR講習最終日の夜中に関西空港を出発し、29日に帰国しました。
ネパールでは山、川と行って来ましたが、個人的に印象に残っていることは
子供たちです。
裕福な環境で育っている子供たちは多くは無く、
一生懸命生きていこうと言う気持ちが伝わります
子供が子供の世話をする、子供がお手伝いすることは当たり前の世界です。
心打たれました。
ありきたりな写真かもしれませんが、こんな子供たちを目にすると考えさせられました。
2010年度もネパールの子供たちに負けないよう頑張って行きたいと思います。
ちなみに、私と宇山は毎日3食のうちの1食から2食または3食とも
カレーを食べる毎日でした