40KNもの破断強度は必要ないのでは?
人によっては、40KNでも足ないという方もいらっしゃいますし、40KNも必要ないと思うひともいらっしゃるかもしれません。
よくよく考えるとより破断強度の強いロープの方がよく、40KNなんかいらないという人は少数派だと思い直すようになりました。
本来ならここでブログも終了となるところですが続けます。
11mmで12.5mm並の強度があれば、径が細くて軽く扱い易いロープが私は好きです。
12.5mmは山などの環境にもってあがるときに大変ですから。
アメリカ式=12.5mmと思われがちですが、11mmを使用しているチームもあります。
但し、ハイラインだけは別物で12.5mmが使用されるのが主流です。
でも11mmで40KNの強度を持つロープが出たので、今後の流れが変わってもよいかもと考えます。
次回は、なぜハイラインではより強度のあるロープが好まれるのかについて記載します。
なぜ40KNの破断強度が画期的なのか?
ロープレスキュー界では、 10倍の安全率を取って救助活動を行うことが世界標準となっています。
10倍の安全率とは、例えば、200kgの荷重(救助者、要救助者、担架等の機材の合計)を引き上げまたは引き下ろしする場合に、レスキューシステムのすべての資機材の強度を200kgの10倍すなわち2000kgf以上の破断強度を持ったシステムで運用すると言うことです。
安全に最大限配慮する必要のあるレスキューの現場では、十分な安全率、すなわち10倍をとり救助活動を行うことが推奨されています。
余談ですが、なぜ、いつごろから10倍になったのかその理由や経緯を、私のロープレスキューの師匠のリードさんに確認しましたが知らないとのことでした。
今後の調査が必要ところです。
次回は、40KNの破断強度はそんなに必要ない!という点に述べたいと思います。
新ロープの販売 開始
新しいロープの取り扱いを始めました。
その名も“テンドン”!
天丼を連想させるインパクトの強いブランドネームです。
このロープの特徴は、11mmなのに12.5mmと同程度の強度をもっていることです。
なんと40KNです。いままでのロープ業界では誰も実現出来なかった破断強度です。
●なぜ40KNの破断強度が画期的なのか?
などロープレスキューに関する情報を明日から複数回に分けてブログに記載して行きます。
お楽しみに!
テンドンロープ↓
http://rescuejp.np.shopserve.jp/SHOP/020501.html