「2日間リバーレスキュー講習会のお誘い」動画を公開中




救助者向けスィフトウォーター講習会を開催しております

今まで行っていた3日間講習に比べ時間が短いので

各ノット等ロープワークに関する基本の項目は履修済みの方が対象です。

スイフトウォータープロコース 奥多摩


もちろん3日間の講習会も募集を行っていますので、開催日程をチェック してくださいね(^^)


スイフトウォーターレスキューテクニシャンレベル1コース 京都


1日での講習は主に京都府保津川での貸切講習を行っています。

興味のある方はメールなどで開催場所と人数をご相談ください。

お見積もりも承ります。

来年度予算のご相談も可能な範囲でお答えしていますので、お気軽にどうぞ(^^♪


https://www.rescue-japan.com/SHOP/415210/683459/list.html

スィフトウォーターリバーレスキュー講習会

「リバーレスキューとはいえ、ウェットスーツは暑い」動画を公開中



河川救助で装備といえばまずライフジャケットとウェットスーツ……ですが、

捜索活動は案外、陸上を走り回る時間が多いです。

通常ウェットスーツといえば怪我を防ぎ、体温の低下を防ぐために5mm厚を準備することが多いですが、これはあくまで冬用。

35℃を超える高温の中、スーツを着込むと熱疲労や熱中症の恐れがあります。

ラッシュガードなどもうまく使い、二次災害とならないよう、ご注意ください!


ハイドロスキンはNRSで販売している商品で0.5mm~1.5mmが主流です。

サイズが細かく分かれる上に、デザインも頻繁にモデルチェンジをするので、在庫として取り扱う事は難しいです。

NRSのハイドロスキンはメーカーに在庫があればお取り寄せします。

長袖または半袖・サイズ・厚み・男性または女性用・ジャケットまたはパンツ(レギンス)をお知らせいただけましたら、

ご希望に沿うものをご提案いたします。


また、動画で紹介したシャツやレギンスもお取り寄せができますのでご相談ください(^^)

リギングプレートの強度や運用荷重についての表記の意味や考え方について

リギングプレート別名アンカープレートに関する質問を頂きました。

当社では、SMCのリギングプレートコングのアンカープレートロックエギゾチカのボルトリギングプレートなどがあります。

ラリーには、MBSでなくMAXの文字がある

いずれのプレートも考え方は同じで、まず器具の表面に破断強度が記載されています。

上記のヨーロッパ製のリギングプレートは、MAX 36KN(1KNは約100㎏なので3600kg)と書いています。

アメリカの製品には MBSの文字があります。

具体的には、MBS:36KNと記載されていることが多いです。

MBSとは、Minimum Breaking Strength(ミニマムブレーキングストレングス)和訳すると、最小破断強度のことで、通常、破断強度と呼ばれ器具が壊れる強度の最低点のことです(なのでミニマム)。

次に運用荷重ですが、通常レスキューの世界では10倍以上の安全率を取るべきという10倍ルールがあります。

具体的に、人二人の荷重が200KGとすると2000KGの破断強度以上の器具を使うという意味です。

なお、厳密にいうと、重さの単位であるkgと力の単位であるN(ニュートン)は違うのですがわかりやすくイコールと考えても実務上は問題ありません。

よってこの10倍ルールを当てはめると、この36KNのアンカープレートは、破断強度3600kgなので運用荷重は、基本360kgとなります。

ロープレスキューでは、ハイラインが最も大きな運用荷重となることが一般的で、400kgまでかけます。

そうなると10倍の安全率は9倍と少し割り込みますが、概ね10倍あるから「良し」として通常運用されています。

基本があれば例外もある・・・・

ロープレスキューでは、このような例外のルールを含んでいることで混乱される方が多いですが、応用もあり、そんなものと割り切って考えて頂くことをお勧めいたします。

また、物によっては、MBSの文字とWLLの文字があることがあります。

少し見ずらいですが、MBSの文字の下にWLLの記載があります。

WLLとは、Working Load Limitのことで。

最大の運用荷重のことを指します。別の記載では、SWL( Safty Working Load ) の記載となっている場合があります。

上記の製品だとなんと運用荷重は、12.5KNと非常に大きい値になっています。

弱いカラビナだとMBSが24KN等があるので、システム自体の安全率は2倍になってしまいます。

アンカープレートの強度だけでなく、安全のためにはシステム全体の強度を考えることを忘れないようにお願いいします。


その他、ものによっては、MBSの記載が2つある場合があります。

リギングプレートにMBSの記載が2つ

上記の写真を見て頂くと、 MBS 36KN ”G”の文字と

↑が上と下に↓↓↓↓あり、その間にMBS 50KN の文字が見えます。

これは例外でなく、矢印の記載方向にのみ引く場合は、MBSが50KNということです。

矢印以外の方向に引くと、36KNとなります。

ロックエギゾチカのボルトにも矢印方向の記載があり、以下もご確認頂くとわかりやすいと思います。

ロックエギゾチカのアンカープレート



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