ロープのケアー等について

カーンマントルロープのケアーについては、さまざまな情報源があってみなさんもご存知のことがあります。
代表的なものを上げると、汚れたら薄めた中性洗剤であらってよくすすぎ紫外線に弱いので陰干しとか科学薬品等に弱い。
また、踏みつけたらダメ等がよく知られています。
但し、面白い実験データがあります。
・ロープは紫外線の影響もうけない
・踏んでも大丈夫
・その他等々
興味のある人は、続 生と死の分岐点を読んでください。
以下のページからアマゾンで取り寄せることも出来ます。
http://www.rescue-japan.com/equipment/equipment_014.html

 

ドライロープ VS ノンドライロープ

 
ドライ加工のされたロープのメリットについて述べます。
ドライロープは、水につけたり浸したりした時に、ロープが水を吸収しないまたは吸収率の非常に低いロープのことを言います。
通常のロープは、水を吸い込むので水を吸えばロープは重くなりますし衝撃荷重を受けた場合ロープの強度も落ちてしまいます。
また、水が凍るような気温のときには、水を吸ったロープは凍り硬くなりますし扱いづらくもなります。
その他、氷の結晶がロープをいためてしまうこともあります。
このような理由により寒い地域では、ドライロープの使用に軍配があがると私は思います。

 

ダイナミックロープについて【続】

 

ダイナミックロープの基準は、EN(European Norm)によって定められています。
ここでの衝撃荷重のテストでは、80kgの重量のものを2.8mのロープを使って4.8m落下させることによって実験します。

シングル用ロープでは、この5回の落下テストに耐えなければいけません。
また、この最初の落下テストにおいての衝撃荷重は、12kn以下であることも求められます。
つまり、それだけロープが衝撃荷重を吸収してあげないといけないということです。
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また、最初の落下テストの時に、衝撃荷重を受けたロープの伸び率は40%を超えてはいけないことになっています。
衝撃荷重を受けたさいの伸び率だけではなく、静荷重での伸び率も定められていて80kgの荷を吊るしたときに、10%以下の伸び率であることも必要です。
その他、ロープの外皮と芯のすべりの幅やロープの重量、直径等についての定めもあります。

 

 

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