リバーレスキューの鉄則 「流れの中で立ち上がらない」

リバーレスキューの鉄則の一つに

「決して流れの中で立ち上がらない」

という項目があります。

 

理由は、流されている状態から急に立ち上がると、立ち上がった瞬間に運悪く水中の岩に足が挟まれると足にテコがかかり足が折れたり、最悪の場合、足が挟まったまま取れずに顔が水面下に沈められて溺れてしまうからです。

 

足が挟まる状態を、リバーレスキューやラフティングなどのアクティビティの専門用語で

 

「フットエントラップメント」

 

と呼び、非常に警戒しております。

 

 

かなり緩やかな流れやエディの中なら立ち上がっても大丈夫ですが、浅瀬横断が出来るくらいの流れのなかでも、万一流された場合に立ち上がることは、ご法度です。

 

私の友達のリバーガイドはフットエントラップメントのリスクは知っていたものの、油断して立ち上がり、両足骨折し「入院」となったことがあります。

 

実は彼は入院時に知り合った、看護婦さんと結婚したので、人間万事塞翁が馬ですが、流れの中では決して立ち上がらないようにして下さい。

 

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