もやい末端処理 その2

 宇山です。
今回は、前回に引き続き、もやいの末端処理の方法 その2をご紹介します。
このやり方は、アメリカでクライミングが盛んなヨセミテ地区で行われている方法です。

末端処理前

完成形 表から

完成形 裏から
端末が、主ロープと平行にきれいに流れます。
やり方の分解写真を掲載しますので、一度やってみて下さい。
驚くほど簡単で、こちらを覚えると、前回紹介した、ダブルオーバーハンドの端末処理を面倒に感じてしまします。
では、連続写真




完成です!
一度、完璧に覚えると簡単ですが、間違ったやり方を覚えたり、したりすることもあるので、この点だけ注意して下さい。

もやいの末端処理 その1

宇山です。
前回、紹介したもやいのリング荷重の危険性ですが、今回はその対策として、もやいの末端処理の方法、その1を紹介します。

末端処理前のもやい結び
完成形は、以下の通り  

表から見たところ

裏から見たところ
私は、ダブルオーバーハンドノット(2重結び)で末端処理をします。
1重だと動いたり、振動が掛かった場合に2重に比べほどけやすいからこちらの方法をお勧めしております。
但し、ロープが固い場合等には、ダブルオーバーハンドではやりにくい場合があり、そんな時には、玄人ごのみのやり方を次回のブログでご紹介します。
もやい末端処理 その2編をお楽しみに!

お勧め商品

 昨年より
BMSマイクロラックとカラビナと私のお勧めで紹介しましたが
ブログでお勧めしたからとは思いませんが
最近は、BMSマイクロラックは絶えず在庫切れ状態です
(もともと在庫数が数えるほどですが・・・)
今回のお勧め品は
ショートパーセルです。

自分のポケットにはいつも3種のパーセルが入っています

(前回の講習の出し忘れですが)
ショートパーセルの使用
自己確保用に、アブミに、対要救助者へ などなど
ポケットに入れておけば、ちょっと自己確保取るのにも便利な物だと思います
現状では、なぜか自分の思いとは裏腹に当社で良く売れているのは
ショートパーセルではなくロングパーセルです。

RESCUE JAPANブログ